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歴史的な九十九里の

祭りに行ってみよう

広大な九十九里は九十九里町や東金市、横芝光町などで歴史のある祭りが多く、特に7月から9月にかけて例祭などの祭りが集中する時期となっています。この中でも横芝光町にある八坂神社は、京都の八坂神社を総本山とし、毎年8月に祇園祭と呼ばれる躍動的な祭りが行われています。
八坂神社で毎年8月の第一土曜と日曜に行われる祇園祭は、京都の祇園祭の流れを汲む祭礼であり、約60年前から続けられています。祭りでは上町・本町・東町の町内3地区に分かれて、躍動感のある祭り囃子に乗って、神輿や山車が練り歩き、家内安全や産業の発展、子孫繁栄などを願います。祭りで使われる神輿は、大人用の神輿と子供用の神輿、シニア用の元気神輿に分かれ、「あんりゃ、どうした」という掛け声をかけながら町内を練り歩きます。日曜の本祭りでは、子供神輿の練り歩きや、禊ぎのため栗山川へ神輿の入輿が行われます。栗山川への入輿は、川の中で揉み上げる珍しい姿が見られるために、大勢の見物客で橋の上や川の両岸がいっぱいになります。その後18時ごろに3地区の神輿がショッピングモールに集合し、お囃子に合わせて交互にもみ合い、19時頃には横芝駅前付近に移動し、再度もみ合いが行われフィナーレとなります。祭りの期間中は屋台の出店も多く、観光客も多く訪れます。
実は九十九里には八坂神社が大網白里市や片貝地区にもあり、それぞれに歴史があります。大網白里市の八坂神社は7月に祭礼が行われ、子供神輿と大人神輿が1基ずつと、山車1台で九十九里浜まで行き、潮踏みと呼ばれる海の中を歩き周る行事が行われます。また、片貝地区にある八坂神社には、本殿と雨屋、拝殿の他に、狛犬や恵比寿像も立ち並び、漁師などからの信仰が特に篤くなっています。3月には例祭が行われ、地元の小学生による獅子舞の奉納や、神輿が海に入り屋根まで海につけることにより大漁や豊作を願います。恵比寿像は、ふてぶてしい体に釣り竿を抱えており、人々に福と安全を授ける守護神として祀られ、商売繁盛や旅行無事の神として目出鯛をもたらすと言われています。恵比寿像の近くにはスタンプ押し場もあり、目立鯛のスタンプも押すことができ、このスタンプは浜の七福神めぐりにも使われています。この浜の七福神めぐりは、恵比寿像を祀る八坂神社をはじめ、夫婦円満や子宝の神とされる布袋尊を祀る四社神社、五穀豊穣や商売繁盛の利益がある大黒天を祀った五所神社、幸福長寿や家庭円満の利益がある寿老人を祀った要行寺、武道成就や降魔厄除の利益がある毘沙門天を祀った真光寺、縁結びや知恵財宝の利益がある辯才天を祀った清泰寺、財運招福や延命長の利益がある福禄寿を祀った観明寺を周る行事です。
九十九里の農業や漁業の発展を願った浜の七福神という信仰は、室町時代後期からはじまりました。この七福神信仰は当時の農業や漁業中心の庶民性に合致して、民間信仰の形として根づきました。七福神は恵比寿、大黒天、毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋尊、辯才天という七神で構成されています。この七福神信仰にちなんで、3月上旬から5月上旬にかけてスタンプラリーが行われ、ルートの道中には伊能忠敬や伊藤左千夫などの縁の地や、名所や史跡が多く含まれています。
九十九里の観光と言えば、海での遊びや新鮮な魚介類の食べ物などが有名ですが、八坂神社での祇園祭や七福神巡りに代表されるように、お祭りや史跡も盛んなことが分かると思います。特に歴史好きな方は、名所や史跡巡りなどを存分に楽しめるのではないでしょうか。このため、八坂祭りなどが行われる8月に合わせて訪れれば、観光をより楽しめるはずです。
八坂神社(横芝光町)
横芝光町にある八坂神社では、毎年8月の第一土曜と日曜に祇園祭が行われ、参加者が祭り囃子に合わせて神輿や山車とともに練り歩き、家内安全や産業の発展、子孫繁栄などを願います。日曜に行われる本祭では、栗山川への入輿や横芝駅前付近でのもみ合いが行われ盛り上がります。
千葉県山武郡横芝光町横芝(本町地区)